9月8日毎日新聞報道に関する資料

毎日新聞2020年9月8日 地方版に掲載されました

パーム油発電所計画 舞鶴市の「疑問」回答に住民側 「騒音予測に矛盾」 /京都

https://mainichi.jp/articles/20200908/ddl/k26/040/335000c?fbclid=IwAR2uPrR3vmj7uD9IHkgpGr-0aE4-lrJhfLRwVxisNjFUwjuPq2Uo_mehJFU

舞鶴市喜多地区に建設予定だった国内最大のパーム油発電所について、市は3日付で、地元の喜多地区環境保全委員会が出していた「市の説明資料に対する疑問」に回答した。「疑問」は騒音対策をはじめ、多岐にわたったが、環境保全委は「住民の視点に立った回答ではない」と指摘。「喜多地区の九十数%の住民が反対する中、なぜ市は前のめりになって事業を推進しようとしたのか、なぜ建設断念に追い込まれたのかを検証して市民に公表すべきだ」と訴えている。【塩田敏夫】

上記記事の

「舞鶴市の説明資料に対する疑問等について」に対する回答書を掲載させていただきます。

一見して誠意ある回答のように見える長文での回答書ですが全く住民としては受け入れる余地のない回答書です。
沢山の矛盾があり、住民の指摘に対して誤魔化す部分も多い内容です。

特にP17 ページの一番下
「自主アセス(環境アセスメント)の資料はオーナー企業の財産であり、弊社の判断では開示は出来ません。」という回答が本件のすべてを表していると考えています。
地元の環境を守る為に必要な環境アセスメントを地元にたいして開示できない企業とそれに対して異を唱えない舞鶴市政に憤りを感じています。

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まとめ(速報)宮城県石巻市日本最大級 パーム油火力発電所計画が勃発

東北大地震で壊滅的な被害を受け復興中の宮城県石巻市で舞鶴の計画をはるかに上回るパーム油発電所が計画されていることが明らかになりました。
建設予定地は被災者の多くが移住する「しらさぎ台近隣」
福知山市のような健康被害が伴う公害が発生する恐れもあり、注意が必要です。

石巻パーム油火力発電所 事業概要

事業名: G–Bio(ジー ・バイオ)石巻須江発電事業
所在地:石巻市須江字瓦山地内
面積: 約8 万㎡(発電事業面積 4万 6 千㎡)
手続き段階 :第一段階の方法書終了(Rl•6•12知事意見書提出)、第二段階の途中
規模: 10万2750kw(発電出力)
燃料:G-Bio Fuel.P・パーム油
運転開始 2024年予定(2021年着工)

舞鶴のパーム油火力発電所が6万5590KWですので舞鶴の約1.5倍 日本最大規模の記録が塗り替わることになります。
燃料はG-Bio Fuel.P・パーム油

ドットPとは?
メーカーホームページによると

『G-Bio Fuel.P』の原料となる植物は、熱帯から亜熱帯地方にかけて自生するマメ科の常緑樹です。
油の生産能力(単位収量)は、植物油の中では最大です。
機械による収穫が可能で、パーム油の生産コストを大幅に下回るコストで大量生産することができます。
メーカーホームページ

Fuel.Pという新しいバイオマス油の開発・生産を行い軌道に乗るまではパーム油を使用するという事業スキームと思われます。

ここで注目すべきニュースが掲載されました。

https://www.farmlandgrab.org/29758

アフリカ・モザンビークで日本政府が進めるODA大規模農業開発プロジェクト「プロサバンナ事業」。
大規模農業化を進めることで「土地が奪われる」と当初から懸念の声が相次いでいましたが、ついに日本政府が中止を決定しました。

という記事です。
Fuel.Pの開発・生産がモザンビークのODA関連なら計画はすでに破綻しており、パーム油が継続的に利用されることになり可能性があります。

石巻市の皆様、発電所周辺での公害被害、パーム油生産国での地球規模の環境破壊を伴う可能性がありますのでご注意ください。
モザンビークODA関連報道にも注意が必要です。

関連ホームページ

事業者 Gバイオ

燃料

河北新報

関連ブログ記事

宮城県

参考資料(近隣住民から入手した資料です)

石巻資料7/22

舞鶴西地区の環境を考える会としても石巻市の案件は注目しています。
情報提供を求めていますので情報ありましたら連絡してください。