福知山バイオマス発電所の騒音・悪臭による健康被害調査中間報告書を入手しました

三惠バイオマス発電所騒音悪臭による被害調査 追加分 2019年8月16日

三惠バイオマス発電所の騒音・悪臭による健康被害調査中間報告書

調査地区は東区3丁目及び4丁目の136軒の訪問聞き取り調査行った。
3丁目54軒 4丁目82軒 (答えて頂いた方のみの現状件数) 

調査期間令和元年6月27日~8月3日
※臭いによる被害(悪臭)

1:頭痛・めまい・吐き気・嘔吐・食欲不振:12件(医師の診断書1名)人により差は有るが広範囲で確認される。特に小学生や高校生でも確認

2:窓が開けられない(部屋に臭いがこもる):23件

3:洗濯物を外で干す事を躊躇する:7件

4:子供への影響が心配・不安:8件

5:アレルギー性鼻炎ひどくなった(以前は季節的だったが稼働後鼻炎症状発症ここ1年半は慢性的):5件

6:喉がイガイガ・ガラガラ症状:3件

7:喘息が酷くなった (外出時マスク持参必要):2件

8:目がしょぼしょぼする:1件

9:換気扉開けると臭いが入るので使用出来ない:1件

10:咳き込むと止まらない:1件

11:悪臭を感じて気分不快、ストレスを感じる。:75件
 幼児:2件 小学生:3件 高校生:2件 年齢も広範囲
悪臭を感じている人は広範囲に及び、年齢も幼児から老人まで広がっている。 ( 円覚寺 土師南地区 土師宮町 )
※騒音による被害(ゴーと鳴り響く音・重低音)

1:騒音のため窓を閉める:21件

2:窓(雨戸)閉めても寝付きが悪い不眠:14件

3:使用出来ない部屋(寝室変更含めて)がある:9件

4:騒音を消すためテレビは大音量、でないと見られない:3件
(わざと一晩中テレビはつけている方もある)

5:騒音を消すため家にいる時は音楽を流している:1件

6:仕事をしている時は雨戸閉めるが集中出来ない:1件

7:騒音が耳にこびりついて気になる⇨ストレス・精神不安:         52件

8.無理やり眠りたい為深酒をしている。:2件以上

9.夜中や朝方起きるとエンジン音でそのまま眠る事が出来ない。
朝方1時から4時の間に目が覚めてからエンジン音が気になり再び眠る事が出来ない。 データ有り

10.昼間に眩暈がする。 眩暈の為部屋の中で転んでしまった。MRI検査を行った。

11.夜勤勤務から帰って来ても眠る事が出来ず、交通事故を起こしてしまった。

全体的な事
12.悪臭騒音からくるストレスで、家庭内不和などの悪影響も発生している。  これまでに数件の事例を確認している。
被害を訴えておられる方々は騒音に関しては発電所の近隣に集中していますが、悪臭に関しては広範囲に影響を及ぼしています。
また悪臭との相関は有りませんが、今回7月17日と25日に行われた西保健所の立会い煤煙測定で不正検査が発覚しました。
その為、新たに健康被害への懸念が増しています。改めて専門家や市議会議員、住民代表立会いの下での煤煙測定検査を要望します。

令和元年8月16日  作製 民生児童委員 ****

福知山で大きな被害を受けている地域の方々が市議会に提出したパーム油バイオマス発電所の悪臭・騒音問題に対策を講じることを求める請願書 を入手しました

9月議会請願書

パーム油バイオマス発電所の悪臭・騒音問題に対策を講じることを求める請願書

1.請願の目的

近隣住民の健全な暮らしに被害をもたらしているパーム油バイオマス発電所から発せられる悪臭と騒音に対し、住民の安寧な生活を守るべき責務のある地方自治体が積極的な対策を早急に講じて頂く事を切に求めるものです。

2.請願理由

2017年6月21日に発電事業者と地元自治会にて協定書を交わし、稼働が始まると近接住宅地には24時間、昼夜を問わず、重低音が響き渡り、実地測定では非常に高い騒音値であることがわかりました。臭気については、油が焦げたような耐え難い匂いを周辺に漂わせています。

当初、近隣住民には迷惑を掛けない姿勢で進めると説明がありましたが測定値が国や京都府の基準値以下である事を主張され、2年間、具体的な効果を感じられる改善には至っていません。
行政は発電事業者に対して、騒音、悪臭について改善を行なう様求めて来た訳ですが、対策を施した内容が不明確であり、また効果も数値で確認出来ていません。

その間、住民の中には、睡眠不足、頭痛、吐き気、嘔吐等による精神的苦痛が生じ精神不安定等の健康被害が出ています。またイライラによるストレスから家族間のもめ事も増え、ここにはもう住めないと転居を考える人もいますし、新しくこの地域に住もうとする人もいなくなり、町自体が崩壊していくことも心配しています。

私達、地域住民が発電事業者に要望している具体的事項は以下の通りです。

協定書第1条 近隣住民の健全で快適な環境の保全に努めるとあり、真下に住んでおられる人々も含めて健全で穏やかな生活環境に戻して頂きたく以下の件を要望します。

(1)騒音対策 建物から漏れ出ている騒音を大幅に低減させる為の対策を行う。

(2)低周波音 発電所から発生しているエンジン音による睡眠妨害対の早急な実施。

(3)臭気対策  問題にならないレベルまで改善を行う。

(協定書 第8条)
行政が定期的な臭気測定を行うことにより、住民の健康と安心を守る。

(4) 煤煙測定 通常の稼働条件下での煤煙測定を実施し結果の公表。
( 通常稼働条件とは 2台稼働 発電量 1760kwh )

上記要望事項について、事業者と行政に再三に渡り要望して参りましたが具体的な対策も対応スケジュールも明確にならない状況が続いており、地域住民は長期間の苦痛の連続で限界に達しています。環境基準に適合、不適合とはかかわらず、地域住民が安心して健康で穏やかな生活を送れるよう、居住者がどのような現状におかれているかの実地踏査で実態を肌で感じて頂くとともに、居住者の苦悩の声に耳を傾けていただき、現地の生活者の立場に立って、悪臭・騒音の対策とその実施計画を、早急に行政側から事業者に指導していただくことを求め、市議会に請願いたすものです。

令和元年 9月11日

福知山市議会議長   芦田 眞弘 様