経済産業省と環境省で意見交換会を開催しました Vol5

記者会見が終了してからサポート頂いた皆様と打ち上げです。
参加者は
一般財団法人地球・人間環境フォーラム 飯沼さん
NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク  泊さん
FoE japn 満田さん

環境エネルギー関係のベテランが勢揃いです。
ここで朗報!

1/22の第54回調達価格等算定委員会で、バイオ燃料のGHG排出確認に、経産省が
方向を転換したようです。

2020年度の調達価格等・入札制度054_01_00

資料1 スライド16
バイオマス新規燃料について
・現時点で食料競合への懸念が認められる燃料については、食料競合の影響を検
証することが可能とな り、そのおそれがないことが確認されるまでの間は、FIT
制度の対象としないこととし、 ・現時点で食料競合への懸念が確認されない燃料については、ライフサイクル GHG排出量の論点をバイオマス持続可能性WGで継続検討し、ライフサイクルGHG排 出量を含めた持続可能性基準を満たした ものは、FIT制度の対象とすることとし てはどうか。

高村委員より、
・食料競合の基準の明確化をGHG排出量の確認は、貿易法の関係もあり、既燃料についても検討対象にすべき との意見が出され、事務局も受け入れる意向を示しました。
なので、HISや舞鶴のパーム油発電事業は、非常に困難になると考えられます

簡単に言いますと

パーム油の調達自体が困難になる可能性がある

ということです。
調達コスト自体もアップしますのパーム油火力発電所のコストアップは必須との事です。

そもそもパーム油火力発電自体が詐欺みたいなもの

打ち上げでの興味深い話しがあります。
そもそもパーム油を使った発電所自体が詐欺みたいなもんで当初からうさんくさいブローカーが動いていた事業で有識者の多くや経済産業省もここまで問題になることは想定していなかった。
偶然がかさなって事業が拡大してきたが将来的に儲からないのは確実
パーム油の食料調達ですらコストアップで大変なのにエネルギー用にまわる訳が無いという事などを話していました。

少し前にソフトバンクエナジーが和歌山に巨大なパーム油火力発電所を計画していたが取りやめになった経緯があります。
反対運動等で中止になったと私たちは思っていましたが実はソフトバンクエナジーのトップダウンで中止が決定したそうです。
ソフトバンクエナジーの経営者は優秀ですよね!
つまり

パーム油火力発電所の運営は大損する可能性がきわめて高い

という事でした。

今年1年が勝負の年です!

舞鶴西地区の環境を守る会は今年一年が正念場です。
私たちは絶対反対の立場ですが反対運動だけでは無くしっかりとした科学的な見地から舞鶴市の未来のために環境条例を策定を目指し、また地球環境を守る観点からは環境NGOの皆様と協働でエネルギー用パーム油の利用そのものにも反対していかなければと決意を改めておこないました。

御協力いただきました皆様、ありがとうございました!