発電用バイオマスオイルに毒性?石巻市のバイオマス発電で使用されるバイオマスオイル(ポンガミア油)に殺虫剤の成分が含まれていることが明らかになりました!

経済産業省 開催日:2020年10月30日 第62回 調達価格等算定委員会にて驚くべき資料が公開されました。
第62回 調達価格等算定委員会の資料には石巻のバイオマス発電で利用が検討されているポンガミア油脂にはカランジンという毒性のある物質を微量含有しているという内容がl公表されています。
カランジンはウィキペディアによるとダニ駆除剤や殺虫剤に使われる物質で食用、化粧品、洗剤等に利用できないレベルの毒性物質です。

仮定:蚊取り線香は無害ですが超大量の燃やしつづけると人体にも影響はあるかもしれません

安全性には十分配慮されて計画はされているとは思いますが仮に人体に影響がなくても殺虫剤成分の含まれた油を大量に(1日あたり200t)も燃焼させる事が石巻市の環境にとって本当に安全であるのか?検証されたデーターは入手できませんでした。

ポンガミア油に含まれる殺虫剤成分が微量でも1日200t 1年間で7万3千トン 20年間で146万トンもの殺虫成分が含まれる油を燃やし続けるのが石巻市の生態系に対して安全であることが私達には理解できません。

世界中のバイオマスオイル発電のデーターをネットで検索しましたが同等の発電データー等は事例として見つかりませんでした。

おそらく世界初で最大規模のポンガミアを使った発電所だと思われますが、過去に同等の殺虫成分が含まれる油を燃やした事例がないと思われますのでどのような根拠を元に石巻市の住民と生態系に悪影響が出ないことを示すデーターの開示を求めていきたいと思います。

仮に人体に影響がなくても殺虫剤成分を燃やすことで石巻市の昆虫が死滅するような事があれば生態系に大きな影響を与える可能性がでてきました。

今後はこの問題点を追求していきたいと思います。



第62回 調達価格等算定委員会 資料は下記からダウンロード可能

https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/062.html

バイオマス液体燃料発電事業パーム油発電

Toxicity in Biomass Oil for Power Generation? It has come to light that the biomass oil (pongamia oil) used in biomass power generation in Ishinomaki City contains ingredients of an insecticide!

Ministry of Economy, Trade and Industry (METI) Date: October 30, 2020 A surprising document was released at the 62nd meeting of the Procurement Price Calculation Committee.
In the 62nd Meeting of the Procurement Price Calculation Committee, it was announced that pongamia oil, which is being considered for use in biomass power generation in Ishinomaki, contains a small amount of a toxic substance called carandin.
According to Wikipedia, carandine is a toxic substance that is used in tick repellents and insecticides and cannot be used in food, cosmetics, detergents, etc.

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Hypothesis: Mosquito coils are harmless, but burning them in large quantities may have an effect on the human body.
I’m sure that safety has been carefully planned, but even if it doesn’t affect the human body, is it really safe for the environment of Ishinomaki City to burn a large amount of oil (200 tons per day) that contains insecticide ingredients? We were unable to obtain any verified data.

We do not understand how it is safe for the ecosystem of Ishinomaki City to continue to burn 200 tons of pongamia oil per day, even if the amount of insecticides contained in the oil is very small, 73,000 tons per year, and 1.46 million tons over 20 years.

We searched the Internet for data on biomass oil power generation around the world, but could not find any comparable data on power generation or other examples.

This is probably the world’s first and largest power plant that uses pongamia, but we believe that there have been no cases in the past of burning oil that contains the same insecticidal ingredients.

Even if there is no effect on the human body, if the insects in Ishinomaki City are killed by burning the pesticide ingredients, there is a possibility that it will have a significant impact on the ecosystem.

I would like to pursue this issue in the future.

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新たな舞鶴市の裏切りが発覚

パーム油火力発電の舞鶴市の担当部長 西嶋氏が退職して高浜町の副町長に就任される報道がありました。

西嶋氏は6月13日の住民説明会で市民文化環境部長として挨拶
舞鶴市の対応は万全であるとの姿勢を崩さず、逆に住民側の質問が間違いであるかのような答弁をされていたのが一番新しい記憶になりますが、その時はすでに高浜町への転職が決まっていたのだと思うと腹立だたしいを通り越して情けない思いで一杯です。

住民の反対運動に真っ向から異を唱えていた西嶋部長が、反対を唱えながらもすでに担当から外れる手はずを完了して対応していたというのは住民軽視といわれても仕方が無いと思います。

このような住民軽視の姿勢そのものが今の多々見市長の政治だと悲しく思います。

日立造船会長(取締役) 谷所 敬氏 解任の株主提案がありました

日立造船ホームページ 株主・投資家の皆さまへのページに記載されている第123回定時株主総会の開催についての中に日立造船会長(取締役) 谷所 敬氏 解任の株主提案がありました。
https://www.hitachizosen.co.jp/ir/stock/pdf/123soukai_info.pdf
16ページ 第四号議案

谷所敬氏は日立造船の会長ですがパーム油火力発電所問題にも大きな関わりをもった人物です。
私たちの調査によると谷所敬氏が社長時代に当時会長であった古川氏から指示を受けて舞鶴のパーム油火力発電を始めたきっかけが生々しく記録されています。
残念ながら行政から入手した書類の大半は白塗りになって公開されています。
中でどのような密談、密約があったのかは分かりませんが市民に公開できない内容ですので内容を隠しているのだと想像できます。

※当初は大波・平らがターゲットでした。

日立造船㈱ 古川会長・谷所社長による市長表敬(記録)-1

クリックでページがめくれます。
2ページ目に会長の指示が記載されています。

解任の提案株主に賛同いたします

正直に申し上げて解任の株主提案には私たちは一切関知していませんのでどなたが株主提案をされたのかは分かりませんが、現在の日立造船を憂う人物であることは間違いございません。
私たち、舞鶴市民としても日立造船は舞鶴が誇るべき企業であるとこの問題が発生するまでは信じていましたが、現在は違います。
問いあわせしても回答もありませんし、いい加減な対応で誠意が全く感じられません。
特にCSR部門は何度、問いあわせても1度も回答が無いという上場企業としてはあるまじき対応です。

解任提案には
⑥株主の問い合わせに対する従業員の対応の鈍さ=従業員の管理不足=株主軽視
があげられていますがまさにその通りです。

谷所会長解任を提案された株主様は舞鶴の事もきっとご存じだと思います。
この解任提案に私たちも勇気をいただきました。

谷初会長解任を提案いただきました株主さまへ心よりお礼をもうしあげます。
貴殿の勇気ある行動に感謝いたします。

喜多地区パーム油火力発電所立地計画説明資料 NOX排出量について

舞鶴市 市民文化環境部長 様

喜多地区パーム油火力発電所立地計画説明資料 NOX排出量について

 環境調査会社の方に説明資料を見せると「東名高速道路沿い以上の状況ですね。」との発言に詳しく調べました。

 本発電所が1時間当たり排出するNOXは240立方メートル(240㎥/h)説明資料より1㎥当たりの窒素酸化物の重さは(0℃の時 NO=1.34kg NO2=1.449kg、窒素酸化物の多くの成分がNO2なので平均して1.4kgとすると)

大型トラックが1kmを時速40kmで走行するのにNOX4.4gを排出する。 
※1(国土交通省 関東整備局の平成17年度のデータ、現在は触媒措置の進化によりもっと少ないとのこと。詳細はNISSANディーゼルに問合わせ中)

   240㎥×1.4㎏ = 336㎏ = 336000g
      336000g ÷ 4.4g = 76,384(台)

 気体はシャルルの法則により1℃上昇するごとに273分の1体積が増るが、日立造船の資料では0℃の場合の排出量(体積)であるため、上記の計算式は成り立つ。

 仮に国交省の大型トラックの排出量計算が20℃であったとしても、上記の式に273分の253をかければ成り立つ。(差は僅かで大きな違いはない ×92,7%)

 これは、例えば発電所の北側のガソリンスタンド(飯野)から下福井にかけての1Kⅿの距離大型トラックが時速40Kⅿ/hの速度1時間に76、384台通過する計算。これが24時間、365日続きます。1日で183万台以上通過することになる。

 この量のNOXが高さ17mの煙突から24時間、365日排出される。

 説明資料にある1時間当たりのNOX排出量が240㎥N/hと示されても、どれだけ環境に影響するのか、多くの方にイメージできませんので解りやすく計算しました。 これならだれでも、イメージできるのではないでしょうか。
市長様に報告いただくとともに、6月定例議会で説明頂ければ幸いです。  

                   喜多地区環境保全委員会 大西 寛治

                                     

備考

 ※ 国土交通省関東整備局21年3月資料参照

大型車1台のNOx排出量 「1㎞走行当り時速40㎞/hでのNOX排出量は 4.40gとした。」

出典:H17年度道路政策評価通達集

https://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/kikaku/jigyohyoka/pdf/h20/04siryo/siryo1-10.pdf

低周波音の問題について

パーム油火力発電社は、燃料にパーム油を燃やしてヂィーゼルエンジンを使って発電する方式です。
従ってヂィーゼルエンジンの特徴を逃れることが出来ません。
ヂィーゼルエンジンの特徴を以下に長所と短所をあげると、

長所

  • 燃料消費量の少なさ
  • 低速トルクの太さ
  • CO2排出量の少なさ

短所

  • エンジン重量の増大  高い燃焼エネルギーを内部で発生させるため、エンジン本体はそれに耐えるために頑丈にする必要がある
  • 排気ガス処理装置の必要さ
  • エンジン振動と音の悪化低周波音が出やすいと言われている
  • • NoxやPMが出やすい 燃焼室内が窒素過多であるため窒素酸化物が発生しやすく、拡散燃焼なので均一燃焼が難しく、黒煙や粒状物質 (PM) が発生しやすい。

 この中で一番問題なのはNoxなどの大気質だとは思うが、ここでは低周波音についてまとめてみる。

環境省では、音として通常聞こえる空気振動のうち、周波数20Hz〜100Hzの低い周波数の音と、音としては通常聞こえない20Hz以下の空気振動を、まとめて「低周波音」と呼んでいる。(20Hz以下の空気振動を指す場合は、「超低周波音」と呼んでいる)

 低周波音の影響は、心身に係る影響として不快感、圧迫感、不眠等があり、物的影響として窓ガラス等建具が振動し、ガタガタと音を立てる現象がある。
低周波音が窓等の建具を振動させることにより発生します。低周波騒音の被害の最も代表的なものは、「何となく寝られない」「寝ていても起きてしまう」「圧迫感を感じる」といったものが代表的だと言われています。
また、長い間低周波騒音に晒されていると頭痛や手足のしびれなどの症状を発症することも少なくないようです。

低周波音に関しては普通騒音の受忍限度のように明確な基準値はありません。しかし、低周波音の一つの基準値として環境省から「参照値」が示されている。参照値は大きく分けて物的苦情に関する参照値と心身に係る苦情に関する参照値の二種類に分けられています。 

上の図は、低周波音の閾値(感じだす境界の値)を示したものですが、人間による感じ方と物の感じ方はことなり、低周波音は人間の耳には聞こえにくく、高周波数になるほど可聴域に近づくため、周波数が高まるほど小さな音で感じるが、物は周波数が小さいほど小さな閾値となっています。
周波数により感じ方が違うのです。
ところが、舞鶴市などバイオマス発電の事業者側は、低周波音の規制基準値として100㏈以下とし、予測したところ西側の敷地境界で75㏈、東側の敷地境界で78㏈だから問題ないと説明しています。
その根拠としてISO-7196 では、G特性音圧レベルで約 100dB を超えると超低周波音を感じると記されているとしています。
調べますとISO―7196は20Hz以下の超低周波音について規定したもののようです。
事業者側に、「人の感じ方は周波数によって異なり、環境省の手引書の参照値をもとに決めるべきでは?それでいけば今の予測値でも超えている。」と質しますと、「環境省の手引書が間違っている。
環境省から別途に文書が出ており、『参照値は、低周波音についての、環境アセスメントの環境目標値 作業環境のガイドラインとして策定したものではない』となっており、それを使うべきではない」と答えました。
しかし、同文書に「参照値は固定発生源から発生する低周波音について苦情の申し立てが発生した際に、低周波によるものかの目安について示したもの」となっており、環境を守る立場からは当然に環境省の手引書を基準とすべきであると考えます。100㏈の規制値なんてとんでもない値であると思います。  
文責 齋藤裕靖)