日立造船の谷所敬会長・舞鶴市の多々見市長へ伝えたい「私たちは非公開の対話は拒否します」

舞鶴市・日立造船との対話(住民説明会)を5月30日に予定、準備をしていましたが直前に舞鶴市・日立造船側からの申し出でキャンセルとなりました。
理由としては舞鶴市・日立造船側が住民の一部に対してのみの説明に固執し、マスコミや外部の有識者、協力者に対しての参加を拒む条件を付したからです。
私たちは秘密裏に事を進めるつもりは一切ありません。
パーム油火力発電所の問題は非常に公共性の高い問題です。
全ての情報はオープンにする事で公平性が保たれると思っています。
非公開の対話は拒否させていただきます。

その顛末を公開させていただきます。


建設地 喜多地区に対して下記の申し入れが舞鶴市から有りました。

喜多地区環境保全委員会
委員長 大西 寛治 様

 お世話になります。
 貴委員会と、市、日立造船との協議について、以下のとおり日時・場所を調整しましたので、お知らせいたします。

 日時  5月30日(土)14:00~17:00
 場所  舞鶴21ビル 3階 301会議室
    (いつもの会場とは異なりますので、ご注意ください。)

 直前で結構ですので、大凡の参加人数を教えてください。

なお、第1回検討委員会(2/25開催)の議事録が共有できていなかったと思いますので、改めて添付させていただきます。可能であれば、喜多から出席された方々のお名前を確認いただくとともに、齋藤区長さんの右側にお座りになっていた齋藤様と、カワムラ様のフルネームをご教示いただければ有難く思います。

 以上、よろしくお願いいたします。

舞鶴市 小島 


喜多地区としては当然申し出は受けるべしで対応させていただいていましたが、その後に下記の内容がメールにて送付されました。

大西 様

 お世話になります。
 議事録の確認ありがとうございます。ご指摘いただいた部分について、録音内容を聞き直したところ、添付のとおり修正・追記(朱書き部分)したいと考えますので、ご確認ください。

 また、30日(土)協議について、プレス向け公開の可否や、オブザーバー参加について、本日市内部で協議した結果、以下の理由で非公開としたいと思いますが、大西様のご意見をお聞かせください。

〇30日(土)の協議は、あくまでも2/25の第1回委員会の続きであり、説明会ではなく、喜多地区・日立造船・市3者の話し合いの場と捉えています。ですので、想像の範囲での発言であっても、或いは日立造船や市の意思形成過程段階の非公式の内容であっても、前回と同様に、率直な意見交換ができればと考えています。
〇他方、公開の場での議論を否定しているわけではありません。但し、プレス公開ならば、本件は特に市民の関心が高いこともあり、市としては、全議員への案内のほか、傍聴希望者への周知、そして貴委員会とどのような論点で議論を進めるのか入念な準備が必要となり、6月議会の開会が迫る中で、30日までに準備をするのは困難と言わざるを得ません。
〇公開での議論の場は、改めて日時を設定させていただきたく存じます。その上で、30日(土)は、市や日立造船との協議を希望されるなら勿論構いませんし、それらの議論は公開の場で行った方がよければ、そのための事前打合せをいう位置づけで如何でしょうか。いずれにせよ、市は堤副市長以下関係者が出席する用意はしております。
〇市としては、喜多地区・日立造船・市の3者の率直な話し合いならば非公開、公開ならば公平にするという考え方ですので、30日(土)の協議にウータン・森と生活を考える会様には、参加をご遠慮いただきたいと存じております。

 以上、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。


上記のメールに対して喜多地区環境保全委員会 委員長 大西 寛治 より公開を原則とする理由について文書を送りました。

私たちが公開原則を掲げる理由

1:この計画は単に喜多地区だけでなく、環境影響・経済効果など四所地区はもとより広く市内全体に及ぶ問題である。
喜多地区の住民が非公開に事業者や舞鶴市と打ち合わせをしていると、双方に様々な誤解を招くこともありうる。何より透明性が不可欠である。そのため、各新聞社など公正公平な目が必要である。

2:3月定例舞鶴市議会での山本議員発言から、本案件についての正しい情報が伝わっていないと思われる。(情報が伝わっていながらの発言なら虚偽である)
地方議会(二元代表制)の根本原則は市長(行政)と議員(市会議員)はお互いて抑制と均衡を保つ必要がある。
そのため、議員は住民の声を聞き(聴き)、また本案件の説明資料を精査し正しい知識で判断いただく必要がある。

3:これまでの市長記者会見での本案件に対する見解は、「(住民は)どこを納得していただいていないのか、どこに心配があるのか聞かせていただきたい。」(毎日新聞5月23日記事)との発言があり、説明会に参加した職員からの報告がないのか、報告書や議事録を見ておられないのか、事実を理解されていない。(そうでなければ虚偽)
そのため、メディアを通じた正しい報道の公開が必要である。

4:本発電所は100%輸入するパーム油を燃料とするため、関心は地域に限ったものではなく世界規模。パーム油生産にかかわる様々な問題については世界規模で注視されており、現地(インドネシア)の状況を熟知されている方の意見を行くことは必要である。
上記のように考えます。

なお、喜多地区自治会は昨年末の総会において、本案件について全会一致で反対決議された。そのため、住民の総意で喜多地区環境保全委員会が自治組織の諮問機関として発足され、委員は正当に選ばれたものであり、地区自治会とはいえ公の性質を持った組織であり公開が原則であると考えます。

喜多地区環境保全委員会  委員長  大西 寛治 


以上の文章を送付し、後日、一般市民の公開説明会(各新聞社・議員の傍聴を含み)を開催するとのことで、喜多地区環境保全委員会に対する説明会は必要ないと伝え、5月30日の説明会は中止となりました。

日立造船経営陣は住民と対話してください

住民との対話の姿勢が見られない日立造船の経営陣

日立造船の経営陣が2020年の4月から変わりました。
三野禎男副社長(62)が社長兼最高執行責任者(COO)に就任
谷所敬会長兼社長(70)は代表権のある会長兼最高経営責任者(CEO)に就任です。
舞鶴の喜多地区の住民を無視して独断でパーム油火力発電所を誘致した多々見市長と会談した谷所敬氏は会長兼最高経営責任者(CEO)となっています。

私たちは様々なチャンネルを用いて多々見市長と日立造船の社長であった谷所啓氏に対話を求めていましたが全て無視されています。

日立造船のCSR部門は機能不全 住民の声をシャットアウト

日立造船には住民側や環境NGO、マスコミなど様々な人々が舞鶴のパーム油問題についてコメントや対話を求めています。
問題発生直後は対応して頂いていましたが問題が深刻化するなか、少しずつ対応が無くなり、現在はマスコミの取材すら断っているようです。
特に事業主の1社であるAMP社撤退から全てのコンタクトを遮断しています。
特にひどいのがCSR部門 私たちの問いあわせには1度も回答されていません。

CSRは企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をする責任を指す

ウィキペデイア引用

私たちは舞鶴のパーム油火力発電所問題を解決するためには日立造船経営陣との対話が重要だと思っています。
反対運動が発生したので日立造船の気分を害したという事は理解できますが、住民の反対運動でいちいち腹を立てているのはあまりのも幼稚すぎないでしょうか?
日立造船はゴミ焼却場などの迷惑施設を沢山建設されていますが、迷惑施設などは地元住民の反対運動とセットが通常だとは思います。
住民運動が発生したからと言ってCSR部門までもが住民との対話をシャットアウトするの企業として幼稚すぎます。

私たちは日立造船経営陣及びCSR部門との対話を求めています

日立造船の一方的なシャットダウンにより完全に対話の道が閉ざされた事により、私たちはホームページ上で対話を呼びかけるしか有りません。
ですが現状では応じる気配すらありません・・・・・

対話の姿勢が無いのならば住民側からの強いの圧力とセットで日立造船との対話を求める

圧力と対話、外交問題でよく聞く言葉ですが私たちも日立造船に対して圧力をかけて対話を求める方法をとっていきたいと思います。
今まで少しずつですが様々なルートで日立造船に対して圧力を示唆して対話を求めるメッセージを送ってきたつもりでしたがマスコミ取材までシャットアウトしているという実情を知るにあたり、私たちの願いは日立造船の経営陣には届いていない事が判明しました。
これからは直接的に日立造船の経営陣に対して求めていきます。

日立造船の経営陣は住民と対話してください。
対話を実現させる為に住民側は日立造船に対して圧力をかけ続けます。

福知山三恵観光のパーム油火力発電所の公害に苦しむ土師新町東区の広報(ふれあい広報)が届きました 2020年5月春号

自治会報2020.4原稿-バイオマス発電所公害問題 ふれあい広報最終版

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