『事業者へのデメリット』について

バイオマス発電について、子育て中のただの主婦が調べてわかったことや心配事を綴っています😊

まず結論!
通学路にバイオマス発電所はいりません🙅‍♀️

はい!前回の続き、
今日もやっていきましょう!

今回は
『事業者へのデメリット』について☆

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Q 9.事業者へのデメリットは?

「田川で計画されている」バイオマス発電の考えられる主な事業者デメリットは5つあります。

まず1つ目!
◆輸送費のコストがかかることと、CO₂の排出量が多くなる

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【田川で建設予定のバイオマス発電の工程】

添田で林地残材をチップに加工

田川に輸送🚚

田川で発電

焼却灰を産廃業者へ輸送🚚

産廃業者で処理
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通常、バイオマス発電はカーボンニュートラルでCO2の排出実質ゼロと言われていますが、田川で計画されているバイオマス発電は、発電の前後で輸送の過程が発生する為、コストもかかりますが、CO₂の排出量は間違いなく増えます。

田川で計画されているバイオマス発電所は、この点からカーボンニュートラル(CO2排出実質ゼロ)ではないと言えると思います。

ここであれ?焼却灰は森林の肥料にしたらいいんじゃないの?
って思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、焼却灰は重金属を含んでいる為、肥料にはできないそうです。
そのため、現在は焼却灰の処理は現在産廃業者が行っていますが、違法な産廃業者もでてきており、問題になっています。

2つ目は、
◆燃料を調達する必要があり、管理コストもかかる

バイオマス発電以外の再生エネルギーは、日光や風、水などの自然エネルギーを利用しているため、燃料を調達し、管理などを行う必要がありません。

しかし、バイオマス発電の場合は、燃料を調達する必要があります。

エネルギーに変換しやすくするために「木質チップ」や「木質ペレット」への加工、品質の管理、それらの在庫を確保する場所も必要になります。
そのため、集めたバイオマスの管理や加工に関してもコストが発生します。

3つ目、
◆資源が有限

木質バイオマス発電の燃料、木材(間伐材、林地残材)には、量に限りがあります。

むやみに使っていると、やがてなくなります。
木が成長するのに15年から20年かかると言われています。このまま使い続ければ、木材も枯渇すると言われています。
再生可能エネルギーとはいえ、資源が有限であることに変わりはありません。

4つ目、
◆発電効率が低い

水力発電が80〜90%、風力発電が約40%であるのに対し、現状のバイオマス発電の効率は、太陽光発電や地熱発電と同じ20%程度と言われています。

燃料品質のばらつきにより、燃焼炉の中の温度が安定しないことも課題であり、安定した品質のバイオマス燃料が求められています。

バイオマスの致命的な欠点として、燃焼させる為のエネルギー量が圧倒的に少ない事があげられます。

重油なら1キロあたり1万キロカロリーの発熱量がありますが、バイオマス(木質ペレット)の場合、その半分以下。わずか4,000キロカロリーの発熱しかありません。

火力発電と比較すると単純計算で、重油なら1キロで済む所を、同じ熱量を得るためにはバイオマス2.5キロ必要になります。

5つ目、
◆親会社のブランドに傷がつく
建設予定地のあの場所は、ハザードマップ浸水地域であり、大雨などの災害時には発電所自体が水に浸かってしまい、工場再開に沢山の費用がかかる可能性が考えられます。

また、オイルが漏れた場合は周辺農家や周辺住民に被害が発生し賠償問題に発展するかもしれません。

さらに、災害に関わらず、木質チップの自然発火やシステム異常による大きな事故が起きた場合、生活エリアど真ん中であり、通学路でもあるため死者も出てしまうかもしれません。
そうなれば、なぜあんな場所に作る必要があったのかと親会社自体の信用が問われることになるのではないでしょうか。

◆最後に

日本政府は2002年に国家プロジェクトとしてバイオマスの利用を促進しましたが、
総務省行政評価局の評価によると、データが取れたバイオマス発電のうち、7割が赤字、
そのうち4割に至っては、バイオマス原料すら充分に調達する事ができなかったそうです。

政策評価的には「期待された効果は皆無」。この言葉がバイオマス発電の現状を端的に表しています。

バイオマス発電はコストがかなりかかります。発電所建設にはもちろんのことですが、設備自体も高額になり、維持費もかかります。

発電時に排出される二酸化炭素自体はカーボンニュートラルの為極めて少ないと言われており、クリーンな発電と考えがちですが、その発電所を作るまでにも多量のCO2がでてしまいます。

事業者にとっても、田川のあの場所に建設することは、メリットよりもデメリットが勝るのではないかと心配です。

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繰り返しになりますが、金川地区に建設予定のバイオマス発電所は、周りに森林がある訳でもなく、間伐材や林地残材で困っているわけでもないので、金川地区周辺住民には何のメリットもありません。

メリットがあるのは、事業者と一部の利害関係者のみです。

はぁ…😮‍💨

調べれば調べるほど私たちにとってはデメリットだらけです。

なぜ、あんな場所に発電所なんか作る必要があるんでしょうか…🤦‍♀️

事業者と一部の利害関係者を除き、多くの住民の方が反対していますが、事業者は『法的に問題がないので、建設工事は続行します』と断言されました。

間もなく工事が再開されてしまいます。

でも、なんとかして建設を中止してもらいたいです😣
そのためには、皆さまのお声、お力が必要です😣
応援していただけると嬉しいです。
建設が中止されるまで、私に出来ることを精一杯行動していきます!

つづく。

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#通学路に火力発電所
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「周辺住民へのメリットについて」に、補足します!

金川校区子育てママの「周辺住民へのメリットについて」に、補足します!

Q 6. 周辺住民にメリットは?

◆もしかして電気代が安くなるのでは?

残念ながら、電気代は安くなりません。
なぜなら、バイオマス発電所で発電された電気は、『電力会社に売電するための電気』であり、周辺住民に直接送電されることはないからです。
そのため、電気料金が安くなることはありません。


に、加えて、
電気料金が安くならないどころか、
全国民のみなさんの電気料金が高くなります!

FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)とは、再生可能エネルギー発電の電力を九電等の電気会社が一定価格で20年間買い取ることを
業者に国が保証する制度です。

その費用の一部は国民の電気代に「再エネ賦課金」と言う形で集められています。(写真の赤丸の部分)

この場合、3,292円多く支払っていることになります。(某家庭の実物です)

FIT制度により、
田川バイオマス発電所の場合、
1kWh当たり40円と最高の価格で20年間買い取りされるように計画されています。

しかも、田川市が、事業者と共に策定した「農山漁村再生可能エネルギー法に基づく基本計画」により、

電気があまる期間でも、
発電した全量を九電が買い上げることになります。

つまりは、
余るほどの電気を国民の負担で買うことになります。

私の地域に出来るわけじゃないから関係ない、、、ことはなく、

必要のないまちに、
住民に知らされないままに出来る
木質バイオマス発電所の電気料金を

国民のみなさんで、買い上げることになります。

投資ブームと化している
木質バイオマス発電所建設ラッシュの昨今

この先、20年間、
あなたが余分に支払わされる電気科金が、
投資家さんたちに分配されます。

「田川市農山漁村再生可能エネルギー法に基づく基本計画」

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https://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/…/3_7577_22195_up…

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