パーム油火力発電の公害に苦しむ福知山市土師新町
パーム油火力発電は安全で公害などの環境被害は絶対にありませんと騙されて苦しむ町があります。
それが舞鶴の隣の市「福知山市土師新町」
パーム油火力発電の事業者は「近隣住民には迷惑をかけない姿勢で進める」として建設しましたが2017年6月の稼働から今まで騒音・悪臭により睡眠不足や頭痛、吐き気などの公害が発生しています 。
現地を視察するとびっくりするのが、非常に小規模な発電所なのです。
幹線道路沿いにあり、一見すると小さな工場や倉庫ぐらいの大きさです。
この小さな発電所がおおきな公害問題をまきおこしているとは想像できないと思います。
パーム油火力発電所が稼働してから町の様子は一変しました。
健やかに暮らしていた普通の町にパーム油火力発電所(バイオマス発電所)反対のノボリが翻る町に様変わりしたのです。
バイオマス発電所悪臭騒音対策推進委員会の聞き取り調査の報告書
生々しい健康被害が沢山発生しています。
主な健康被害
・悪臭を感じて気分不快、ストレスを感じる 75件
・窓が開けられない(部屋に臭いがこもる)23件
・頭痛・めまい・吐き気・嘔吐・食欲不振 12件
土師新町以外の周辺地域にも健康被害は広がり、幼児~高齢者まで沢山の健康被害が確認されています。
こんな悲痛なメッセージも寄せられています。
小さなお子様を育てる若いお母さんが反対運動の代表に送ったメールです。
若いお母さんのメール1
2019年6月28日 近隣の小さなお子様を抱えた若いお母さんの悲痛なメール若いお母さんのメール2
ママさんの訴え2若いお母さんのメール3
ママさんの訴え3※文字が小さい場合は拡大して読むことが出来ます
メール文中にはパーム油火力発電事業者の社長の「この施設は実験場」との発言に怒り苦しむ生々しい住民のやりとりが伝わるメールです。
福知山市議会で採択された請願書
9月議会請願書住民の悲痛な訴えから2017年6月から2年後の2019年9月
ようやく福知山市議会でパーム油火力発電(バイオマス発電)の悪臭と騒音に対策を求める請願書が賛成多数で可決されました。
そして保健所の立ち入り調査がおこなわれましたが、なんと・・・
保健所が行った煤煙測定では問題なし・・・その理由は
保健所の立ち入り検査時だけ出力を下げて発電機を動かしていたのです・・・
それはおかしい!
との地元からの意見で検査時の出力の開示を求めた結果がこちら・・
まさかの黒塗り開示
出力などの部分は企業秘密なので開示が出来ないとの事です。
検査時だけ出力さげれば騒音も煤煙も低下するのは当たり前です!
形だけの立ち入り検査が終わるとパーム油発電所は直ぐに元の出力に戻りました・・